心電図検査
心臓が動く際に発生する電気信号を波形にして記録する検査です。当院では主に以下のような検査を行っています。
- ・安静時12誘導心電図
- ・トレッドミル運動負荷試験
- ・24時間心電図(ホルター心電図)
各種学会の資格認定を持った技師を配置し、信頼性の高い検査結果と情報を提供できるように日々努力しています。また、小児病院専門の臨床検査技師として、安全安心な検査サービスの提供に取り組んでいます。
各部門で現在(2024年5月)までに取得した認定や資格取得者の人数を下記に示しました。
超音波検査士(循環器) | 7名 |
超音波検査士(産婦人科) | 1名 |
超音波検査士(腹部) | 1名 |
超音波検査士(体表臓器) | 1名 |
超音波検査士(血管領域) | 1名 |
認定心電図専門士 | 3名 |
認定心電検査技師 | 1名 |
心電図検定2級 | 1名 |
認定輸血検査技師 | 3名 |
認定臨床微生物検査技師 | 1名 |
感染制御認定臨床微生物検査技師(ICMT) | 1名 |
救急検査認定技師 | 1名 |
2級臨床検査士(微生物) | 1名 |
2級臨床検査士(血液) | 1名 |
2級臨床検査士(循環器) | 2名 |
緊急臨床検査士 | 6名 |
BLSプロバイダー | 1名 |
医療環境管理士 | 1名 |
特定化学物質作業主任者 | 1名 |
有機溶媒作業主任者 | 2名 |
第一種衛生管理者 | 1名 |
生理検査とは身体の機能を直接的に調べる検査です、循環器検査・神経機能検査・肺機能検査を臨床検査技師と医師で行っています。心電図や脳波検査は、安心して検査を受けていただけるよう、安全に配慮するとともにいろいろな工夫をしています。
心臓の機能や構造を調べます。先天性心疾患などの心臓疾患の診断や治療法の決定などに大変重要な検査です。
心臓が動く際に発生する電気信号を波形にして記録する検査です。当院では主に以下のような検査を行っています。
心臓の構造や動き、壁の厚さ、弁の状態、血液の流れなどを観察します。
腹部や体表など心臓以外の幅広い部位の検査を行います。超音波検査は痛みもほとんどなく、安全な検査です。
令和3年度から、臨床検査技師が検査を担当しています。
脳や脊髄などの中枢神経疾患、手足などの末梢神経疾患の診断や機能評価に用いられます。
脳の神経の働きをみる検査で、脳が働いているときに発生する微弱な電気活動を記録します。てんかん、けいれん、脳腫瘍、意識障害、脳炎の診断などに用いられます。
息を吸ったり吐いたりして、肺の機能を調べます。
生化学検査は、血液や尿などに含まれる酵素(AST、ALT等)、蛋白質(総タンパク、アルプミン等)、脂質(総コレステロール、LDLコレステロール等)、糖などを測定しています。
免疫血清検査は、肝炎ウイルスや梅毒などの感染症、インスリンや甲状腺関連のホルモン、抗菌薬の血中濃度などを測定しています。
日常の精度管理以外にも外部機関による精度管理調査に参加し、正確な検査結果をより早く報告できるよう努めています。
血液中には赤血球・白血球・血小板の3種類が存在し、赤血球は酸素の運搬を、白血球は生体防御を、血小板は止血の役割を担っています。血液検査では、これらの数や種類を調べています。
一般検査は、尿・便・髄液・体腔液などを用いて検査します。便は痛い思いをせずに検体を採取できるので、小児独自の検査項目もあります。
体に悪さをしている菌やウイルスを調べています。
また、院内感染の発生を防ぎ、皆様が安心して治療を受けられるよう常に感染の状況をチェックしています。
近年、世界中で新しい種類の耐性菌の検出が相次いで報告されるようになりました。病院内で耐性菌を最初に見つけるのは細菌検査室です。耐性菌の見落としが無いよう、日々検査技術の向上に努め、細心の注意を払いながら検査に取り組み、感染症の治療や感染対策に貢献しています。
輸血は外科手術や周産期医療などでは欠かせない医療行為の1つであり、新生児治療にも関与しています。また、輸血は『もっとも身近な臓器移植』とも言われています。
私たち輸血検査部門は『安全で適正な輸血』を行えるように、各診療科や日本赤十字社と24時間体制で連携を取っています。
感染症の発生を未然に防ぎ、感染症が発生した場合には院内に広げないことを目的とする感染対策を多職種で行うチームです。臨床検査技師が医師、看護師、薬剤師など他職 種と連携し、それぞれの専門性を活かして感染対策に取り組んでいます。
検査部では細菌検査室が担当し、主に耐性菌の検出報告をしています。
耐性菌による感染症を減らすために、適切な抗菌薬使用に関する介入と支援に病院全体で取り組んでいます。ICT活動と同様、臨床検査技師が医師、薬剤師、看護師と連携して活動しています。
検査部では細菌検査室が担当しています。抗菌薬の選択の際に重要な薬剤感受性試験の結果をできる限り迅速に報告し、適切な抗菌薬の選択を支援しています。
栄養管理が必要な患者に適切な栄養支援をすることを目的としています。医師、管理栄養士、看護師、薬剤師など他職種と連携し、それぞれの専門性を活かして取り組んでいます。検査部では生化学検査が担当し、アルブミンを用いた低栄養患者のスクリーニングや病棟のラウンドに参加しています。
自宅から尿を持参される方は外来に容器を準備しています。