福岡市立こども病院

周産期センター

センターの特徴

周産期センターとは、出産前後の母体・胎児や新生児に対する高度で専門的な医療を行うセンターです。当院の周産期センターは、 MFICU(母体胎児集中治療室)6床、産科18床、NICU(新生児集中治療室)21床、GCU(新生児回復治療室)18床が整備され、3階の高度医療フロアに集約されています。当周産期センターは、小児専門病院としての特性を活かし、産科、新生児科のみならず、多くの専門診療科と連携して、あらゆる胎児・新生児異常にも対応できます。また、地域周産期母子医療センターの認定を受け、緊急母体搬送や新生児搬送を積極的に受け入れるとともに、ドクターカーによる新生児迎え搬送も行っております。さらに、内視鏡的胎盤吻合血管レーザー焼灼術の施設認定を受け、胎児診断・胎児治療にも積極的に取り組んでいます。胎児期から新生児期にかけての一貫した治療に加え、NICU退院後もフォローアップや在宅診療支援も行っています。

センター長より

当周産期センターは、当院が小児専門病院である利点を最大限に活かし、あらゆる胎児・新生児の異常に対して胎児期から新生児期にかけて一貫した医療を提供できるよう取り組んでいます。また、当センターでは、医師、助産師、看護師、公認心理師、薬剤師、管理栄養士、メディカルクラークなど多彩な人材が活躍しており、スタッフが一丸となって、安全安心なチーム医療を提供するとともに、母子関係の育成にも力を注いでいます。特に出生後早期に手術や集中治療が必要となる児の出産が予測される場合には、関連診療科とともに出生前から計画をたてて、適切な治療へ繋げるとともに、児の病気の内容や予測される経過や展望などを患者さんやご家族に対して出産の前からわかりやすく説明できるようにしています。さらに、地域周産期母子医療センターとして、地域の産科診療所や周産期医療機関との連携を大切にし、地域全体の周産期予後の向上に取り組んでいます。当センターは、24時間いつでも妊産婦および胎児新生児に対する高度専門医療を提供できるよう一生懸命頑張っていきたいと思います。

周産期センター長
中並 尚幸

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