福岡市立こども病院

放射線科

当科について

診療内容

放射線科は、外来診療を行っておらず、各科から依頼される各種の画像診断を担当しています。

当科が担当している画像は、単純レントゲン、CT、MRI、RIです。単純レントゲン、CT、MRI、RIについては、診療放射線技師が画像を撮影・処理し、放射線科医が読影します。他科の医師からの画像診断についてのコンサルテーションも行っています。

科の特徴・特色

当科は、日本医学放射線学会専門医の特殊修練機関(画像診断・IVR部門)です。

CTは高速撮影が可能となり、息止めや安静の難しい小児でも鎮静せずに動きの少ない画像が撮影できる場合が多くなりました。また、画像処理の進歩により、多断面再構成(MPR)、3D再構成(VR)など、目的に応じた画像再構成が短時間で可能であることもCTの大きなメリットです。X線を使用するため被ばくへの配慮が必要ですが、被ばく線量低減の技術は大きく進歩しています。

MRIは脳や脊髄、骨・関節の診断に多く利用されますが、当院では心臓MRIも行われています。磁場を使用するために被ばくの心配がなく、組織分解能に非常に優れるなどのメリットがあります。一方で検査時間が長く、機械の音が大きいために検査のための鎮静が必要となることがあります。

それぞれのモダリティの長所・短所を考慮して、低侵襲で正確な診断ができるようなプロトコールや検査の組み合わせを提案し、小児専門病院にふさわしい質の高い画像診断を提供できるように努力しています。

主な対象疾患

放射線科は外来診療を行っておらず、各科から依頼される画像診断を担当しています。

診療科より

当科は、日本医学放射線学会専門医の修練機関(画像診断・IVR部門)です。

放射線科の撮影装置は大きなものが多いです。こども達ができるだけリラックスして検査を受けてもらうことができるように、検査室を明るく楽しい雰囲気にして、経験豊富な撮影者が適切に声掛けするなど工夫しています。それでも年齢などによっては検査への協力が難しい場合があります。固定や鎮静が必要となることがありますが、正確な検査を行うためですので、どうぞご理解下さい。

安全に検査を受けていただくためにCTやMRIではチェックリスト・問診票・同意書など、記入が必要な書類があります。よくお読みになり、記入をお願いいたします。
多くの方にスムーズに検査を受けていただくために、予約検査は、指示された時間に遅れないようにご来院ください。遅れて来院されますと、検査の順番が変更になることがあります。また、検査日の変更などを希望される場合は早めに必ずご連絡ください。
検査について不明な点や不安な点があれば、どうぞご遠慮なく担当者にお尋ねください。

医師紹介
名前 伊東 絵美(Emi Ito)
所属学会

日本医学放射線学会
日本小児放射線学会

主な資格等

読影専門医
放射線診断専門医
検診マンモグラフィ読影認定医

 
名前 足達 咲紀(Saki Adachi)
所属学会

日本医学放射線学会

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