小児感染免疫科
- 当科について
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診療内容
いろいろある小児の病気のなかでも、感染症はさまざまな臓器・器官に関係し、多種類の疾患を含みます。呼吸器疾患(肺炎、気管支炎、扁桃炎、咽頭炎、クループ、百日咳)、肝・胆道系疾患(急性肝炎など)、尿路感染症(腎盂腎炎、膀胱炎)、神経系疾患(髄膜炎、脳炎など)、皮膚・軟部組織感染症(蜂窩織炎、皮下膿瘍、伝染性膿痂疹)、リンパ節炎、発疹性疾患(麻疹、水痘など)、その他(ムンプス、伝染性単核症など)があり、ほとんどは急性の疾患です。感染症以外の熱性疾患としては川崎病の治療を行っています。
感染症は日常よく経験する疾患から、まれな疾患まで、幅広い分野です。当科ではこれら多様な病気に外来、入院で対応しています。
科の特徴・特色
多くの感染性疾患や川崎病等の熱性疾患の診療を行っておりますが、これらの疾患は小児科では比較的頻度の高い疾患です。 当科の特徴は、病院・診療所や病院と連携をとりながら、多くの周囲の先生や急患センターからご紹介いただいた患者様の入院治療あるいは外来での診療を行っています。病気の状態、基礎疾患などによっては、小児科内での各分野の専門の医師あるいは他科と協力しながら治療にあたります。当院で治療ができない病気や検査が必要な病気では、九州大学病院をはじめとする高次病院に御紹介させていただいています。
多種類の感染症・熱性疾患を専門的にみているため、経験あるスタッフ(医師、看護婦、検査技師など)がそろって、専門性を生かしてお子さんのために、診療をすすめています。
小児感染免疫科の病棟はすべて個室で、外来においても、院内感染対策をとりながら診療を行っています。診療科より
診療を迅速かつ的確に進めるためには、日頃からお子さんやご家族の健康状態を良くご存知の“かかりつけ医(家庭医)”からの身体所見、検査・処方等に関する情報が欠かせません。今日のように、お薬などが比較的容易に手に要りやすい状況ではことさら大切です。薬剤の重複処方や、検査の反復を避けるためにも必ず診療情報提供書または紹介状をお持ちください。夜間・休日は、通常の時間帯に比べると、いずれの場面においても医療体制が手薄になります。このような時間帯にあわててないためにも、日頃から特に症状が重い時は早めにかかりつけの先生を受診してください。
感染症の中には種々の病気があり、同じ病気でも年齢やいろいろな状況で、お子さん一人一人で症状が異なります。お子さんの病気の状態を理解していただくために、病気や検査、治療についてできるだけわかりやすくお話しし、またご家族の不安や疑問にお答えできるよう心がけています。子どもたちの元気な笑顔を一日も早く見られるようにご家族の方と一緒に考えていけるようにしたいと思っています。
- 主な対象疾患
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主な対象疾患
- ・呼吸器感染症(肺炎、気管支炎、扁桃炎、咽頭炎、クループ、百日咳)
- ・肝・胆道系疾患(急性肝炎など)
- ・尿路感染症(腎盂腎炎、膀胱炎)
- ・神経感染症(髄膜炎、脳炎など)
- ・皮膚・軟部組織感染症(蜂窩織炎、皮下膿瘍、伝染性膿痂疹)
- ・リンパ節炎、発疹性疾患(麻疹、水痘など)
- ・その他(ムンプス、伝染性単核症など)
- ・川崎病
- ※発熱をくり返す人の中には、他の疾患がかくれていることがありますので、そのような基礎疾患をみつけるための検査を行います。
- 医師紹介
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名前 水野 由美 役職 診療統括部長(川崎病センター長)、科長 専門分野 小児感染症・感染免疫、川崎病 所属学会 日本小児科学会
日本感染症学会
日本小児感染症学会
日本臨床免疫学会
日本川崎病学会
日本免疫不全・自己炎症学会
日本神経感染症学会主な資格等 小児科専門医
認定小児科指導医
小児感染症認定指導医(専門医)
日本小児感染症学会暫定指導医
ICD(インフェクションコントロールドクター)
日本臨床免疫学会免疫療法認定医名前 村田 憲治 専門分野 小児感染症 所属学会 日本小児科学会
日本小児感染症学会
日本感染症学会
日本アレルギー学会主な資格等 小児科専門医
認定小児科指導医
ICD(インフェクションコントロールドクター)
小児感染症認定医名前 朴 崇娟 専門分野 小児感染症 所属学会 日本小児科学会