診療科 | 小児感染免疫科、総合診療科、アレルギー・呼吸器科 |
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病床数 | 42床 |
部署紹介
一般病棟
4階東病棟
診療科 | 循環器科、心臓血管外科、眼科 |
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病床数 | 34床 |
4階東病棟は、循環器科(32床)と眼科(2床)の治療が必要なお子さんが入院される病棟です。循環器科は、心臓手術や心臓カテーテル検査・治療などを目的に、全国から年間1,000人以上(手術400人・心臓カテーテル600人)の子どもが入院されます。乳・幼児期のお子さんも多く、根治手術まで何度も入院・手術をする場合や、入院が長期に及ぶ方もいらっしゃいます。保育士が在籍しており、患者さんが少しでも楽しく過ごせるように心がけています。また、小学校高学年以降のお子さんに対しては、今後の成長を見据え、外来と連携して成人移行支援を行い、大人への第一歩を支援しています。眼科では、2泊3日の入院で霰粒腫や眼瞼下垂などの手術を行っています。看護師は、入院中の安心・安全な看護の提供はもちろんですが、退院後の日常生活や育児も安心していただけるよう、他の専門職種や地域との連携をとりながら入院から退院後まで一貫した支援を行っています。
4階西病棟
診療科 | 小児神経科、内分泌・代謝科、腎疾患科、泌尿器科、耳鼻いんこう科、脳神経外科 |
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病床数 | 34床 |
4階西病棟は、内科系(小児神経科、内分泌・代謝科、腎疾患科)と外科系(泌尿器科、耳鼻いんこう科、脳神経外科)の6診療科で構成されており、34床を有しています。内科系は、検査や急性期・慢性期の治療が主であり,1泊2日の検査入院から数か月に及ぶ慢性期の治療入院で、外科系は、手術目的が主な入院です。在宅移行支援にも力を入れており、医療的ケアが必要なお子さんのケアをご家族が修得できるように支援し、また、在宅介護の患者さんを一時的に預かるレスパイト入院の受け入れも積極的に行っています。長期入院の学童期の患者さんに対しては、院内学級での学習支援や、乳幼児期の患者さんに対しては、病棟保育士が遊びの提供として、季節ごとの行事やプレイルームでの遊びを促し、療養環境を整えています。そらまめ会(腎臓病の患者家族会)や、ぶどうの会(糖尿病の患者家族会)の開催も行っています。
5階東病棟
診療科 | 整形・脊椎外科、小児外科、形成外科、皮膚科 |
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病床数 | 36床 |
5階東病棟は、整形・脊椎外科、小児外科、形成外科、皮膚科の混合病棟です。手術前後の子どもたち一人ひとりの病状や日常生活に適した療養環境を提供します。他の一般病棟と違い、年長児の病状やコミュニケーションの必要性に応じて利用できるよう、4床室を3室と2床室を1室整備しています。シャワー室、トイレも車いすやストレッチャーで移動がしやすい広い空間の設備があります。また、プレイルームやデイルーム、きょうだい児がガラス越しに面会できる設備等の療養環境も整えています。ハードの整備とともに、看護師は多種多様な疾患に対応できるよう、知識・技術をみがき、温かい心で接し、治療に励む子ども達とご家族の気持ちに寄り添った看護を心掛け、より良い未来に向かえるよう支援します。入院が長期にわたる小中学生の患者さんには、院内学級のご案内もしています。退院後にもしっかり生活ができるよう、装具をつけたままの動作訓練や着脱訓練等のリハビリテーションも行っています。
5階西病棟
気管支炎や肺炎、腸炎など小児特有の感染症や熱性けいれん、川崎病等のお子さんが入院されます。その他、食物アレルギーに対する食物負荷試験や、アトピー性皮膚炎に対する治療やスキンケアが必要なお子さんも入院されます。子どもの発熱、下痢、嘔吐、痙攣などは急激に症状が進みやすく、突然入院になる場合もあります。子どもは大人のように、きつさと痛みを言葉でうまく伝えることができません。子どもの発する小さなサインをキャッチし、医師・看護師だけでなく様々な専門職種でチーム一丸となって、1日でも早く回復できるよう治療を行っています。採血時の痛みを軽減できるよう検査前に痛み止めのクリームを使用したり、子ども自身が可能な範囲で意志決定できるよう、子どもの理解に沿った説明をしたりと、子どもの心理的準備ができるようお手伝いすることに力を入れています。
手術・集中治療センター
手術部
手術部には、高度な清潔を維持するバイオクリーンルーム2室(そのうち1室はハイブリッドの設備)を含む7室の手術室があります。11の診療科の手術を行っており、緊急の産科手術にも常時対応しています。安全に手術が行われるように各科担当医、麻酔科医、臨床工学技士などと連携し、良好なチームワークを心がけています。手術部看護師は、手術前日に病室を訪問して、小児・成人患者さんとそのご家族のお話を伺い、手術の流れを説明し、ご質問をお受けしています。少しでも患者さんの不安が和らぐように、得た情報は共有し、看護に活かしています。小児・成人患者さんが一日でも早く笑顔で退院できることを願って、日々安全・安楽な手術看護に取り組んでいます。
PICU(小児集中治療室:Pediatric Intensive Care Unit)
診療科 | 心臓血管外科 |
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病床数 | 8床 |
PICUには、心臓の大きな手術後や、集中治療が必要とされるお子さんが入室されます。手術直後のお子さんは、人工呼吸器やたくさんの点滴ルートがつながっているため、細心の注意が必要です。PICUは新生児の赤ちゃんも多く、そのため心電図や血圧などの各種モニターの監視や、呼吸器や点滴の管理といった重症集中治療の、専門的でかつ細やかな看護が必要とされます。看護師は、子どもやご家族が多大なストレスの中でも少しでも安楽に過ごせ、安心していただけるようにお子さん一人ひとりに応じた愛情あふれる看護を心がけています。
HCU・CCU・NCU
(高度集中治療室:High Care Unit、Cardiac Care Unit、Neurological Care Unit)
診療科 | 集中治療科 |
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病床数 | 16床 |
HCUは、心臓手術後の回復期や、整形・脊椎外科や小児外科、脳神経外科、形成外科などの大手術後、循環器科、小児神経科、総合診療科など、すべての診療科で集中的な呼吸・循環管理を必要とするお子さんが入室されます。そのため、看護師は人工呼吸器管理や持続血液ろ過透析、血漿交換、低体温療法などの集中治療を行うために幅広い知識と技術を備えつつ、子どもに寄り添う看護を行っています。小児救急看護認定看護師が在籍しており、BLS(一次救命処置)や救急対応などの勉強会を行い、スタッフのスキル向上に努めています。また、病棟保育士がいるため、集中治療室の中でも、子どもに保育を通して成長発達を促す関わりを行っています。緊急入室も多く、不安な思いのお子さんとご家族に安心して治療を受けていただけるように心がけています。
周産期センター
NICU(新生児集中治療室:Neonatal Intensive Care Unit)
診療科 | 新生児科 |
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病床数 | 21床 |
NICUは、早産で小さく生まれた赤ちゃんや何らかの疾患のある赤ちゃんが入院されています。24時間体制で新生児科医師とともに集中治療と看護を提供しています。新生児集中ケア認定看護師が2名在籍しており、NCPR(新生児蘇生法)などのスキルの向上や家族ケアの充実に努めています。一人ひとりの反応をみながら、痛みを伴う処置、光や音環境へのストレスをできるだけ少なくし、赤ちゃんに優しい看護を提供しています。また、家族の始まりを支えるために、ご家族の思いに寄り添い、赤ちゃんの状態を見ながら、家族が安心して触れ合えるタッチングケアやカンガルーケアなどを提案しています。小児専門病院の周産期センターとして産科・GCUと連携し、希望されるご家族には、NICU見学などの産前オリエンテーションや、安心して退院できるようにGCUと情報共有を行い、出産前から退院まで切れ目のない支援に取り組んでいます。
GCU(新生児治療回復室:Growing Care Unit)
診療科 | 新生児科 |
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病床数 | 18床 |
GCUは18床です。NICUを退室した児で、呼吸・循環が安定しているがまだ治療が必要な赤ちゃんを受け入れています。GCUでは、成長・発達に合わせた環境の提供や援助を行いながら、退院に向けて赤ちゃんとご家族が安心して在宅に移行できるように他職種と協働しています。また、ファミリーケア室を配置し、ご家族で過ごしていただく時間を大切にした家族中心の看護ファミリーセンタードケアなどの取り組みを行っています。退院後も在宅で安心して過ごしていただくため、外来看護師や地域の保健師、訪問看護師などと連携し退院後の生活をサポートしていきます。
MFICU(母体胎児集中治療室:Maternal-Fetal Intensive Care Unit)
診療科 | 産科、胎児循環器科 |
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病床数 | 6床 |
MFICUは6床で、周産期におけるハイリスク妊婦さんを地域の産科施設から 24時間体制で受け入れ、切迫早産や多胎妊娠をはじめとする妊婦さん、おなかの赤ちゃんに専門的な診断や治療を行う病棟です。妊婦さんのケアだけでなく、赤ちゃんの先天性疾患についても専門的な知識と技術を持った助産師・看護師が、寄り添った看護を提供します。
産科病棟
診療科 | 産科、胎児循環器科 |
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病床数 | 24床 |
産科病棟は24床で、同じフロアに MFICU ・NICU・GCUがあり、周産期チームを組んでいます。それぞれの部門が連携しておなかの赤ちゃんに専門的な診断や治療を行います。安心・安全な出産に臨めるよう、寄り添った看護を提供します。また、「こども病院の中にある産科」の役割が果たせるよう、産後のお母さんと赤ちゃんの支援を周産期チーム全体で取り組んでいます。
外来
小児外来
福岡市立こども病院には2つのエントランス(玄関)があります。バスが乗り入れる中央公園側と、海側駐車場からの2箇所です。入るとそこには大きな木ややさしい光、近くの照葉小・中学校と旧病院の院内学級の皆が描いた絵をモチーフにしたデザインがそこかしこにあり、森の中にいるように感じられることでしょう。外来は1階の「やさしい照葉の森」にあります。
小児外来の看護師は、一期一会の精神で、お一人おひとりのより良い回復を願い、安全・安心で温かい看護を提供します。処置や採血の前には、子ども達に心の準備(プレパレーション)ができるように説明し、子ども達の頑張りを引き出せるよう努めています。病院受診者は一日400名を超え、福岡市内はもちろん、沖縄から北海道まで、遠隔地からも来院されています。多くの受療者の方を受入れ、子ども達が笑顔でお家に帰る外来を目指します。
産科外来
産科外来では、産科、新生児科、循環器科、小児外科など連携してチーム医療を行っています。助産師・看護師が、産前から健康に関する相談をお受けしており、お産の不安を軽減できるよう一緒に健康管理について考えます。お腹の赤ちゃんの状態についても専門的な知識をもって様々な疑問にお答えし、心の支えになれるように患者さん及びご家族に寄り添います。また、産後には育児に関する情報提供を継続し、乳房外来では助産師が個別でお話を伺い、安心して専門的な支援を受けられる体制を整えています。「こども病院の中にある産科」の特長を活かして、高度な医療と共にある専門的な助産・看護力を、心をこめて提供します。
病棟保育
保育士は、入院により非日常的な生活を送る子どもの不安やストレスを和らげるため、遊びを通した気分転換を実施しています。また、長期入院となる子どもには、入院中も成長発達が促進できるような遊びの関わりや環境づくりを行っています。病棟には子育てや、病気の子どもへの関わり方に悩む保護者の方もいらっしゃいます。保護者の方の話をお聞きしながら、子どもとご家族の生活がより良いものになるよう、一緒に考えサポートしています。病棟では医師や看護師と連携し、夏祭りや節分など季節の行事を行い、病院での生活が少しでも楽しいものになるよう、心がけています。入院される子どもやご家族の笑顔が多く見られるよう、成長過程にある子ども達が入院中も健やかに成長していけるよう多職種と連携し、サポートできるよう努めています。
医療保育専門士 | 1名 |
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保育士 | 4名 |